通約的な正義としての流通貨幣とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > ウィキペディア小見出し辞書 > 通約的な正義としての流通貨幣の意味・解説 

通約的な正義としての流通貨幣

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 04:02 UTC 版)

ニコマコス倫理学」の記事における「通約的な正義としての流通貨幣」の解説

相互的な需要存在しなければ交易行われない貨幣は、たとえ今は何も必要なものがなかったとしても、必要が生じたときにはそれが手に入るという将来交易保障するには役に立つ。それは、必ずしも常に等しい値を持たない。しかし、他のものと比較すれば、より多く持続する傾き備えている。あらゆるものに価格付しておく必要性のゆえである。貨幣は、いわば尺度として、すべてを通約的にすることによって均等化する交易なくしては共同関係はなく、交易均等性なしには成立せず、均等性は通約性なしには存在しない。かくも著し差異のあるいろいろのものが通約となるということは本当不可能なのであるが、需要ということへの関係から充分に可能となる。何等か単一的なものの存在することを要するであって、このものは協定に基づく。貨幣がすべてを通約的たらしめ、あらゆるものが貨幣によって計量される第5巻第5章)。

※この「通約的な正義としての流通貨幣」の解説は、「ニコマコス倫理学」の解説の一部です。
「通約的な正義としての流通貨幣」を含む「ニコマコス倫理学」の記事については、「ニコマコス倫理学」の概要を参照ください。

ウィキペディア小見出し辞書の「通約的な正義としての流通貨幣」の項目はプログラムで機械的に意味や本文を生成しているため、不適切な項目が含まれていることもあります。ご了承くださいませ。 お問い合わせ



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「通約的な正義としての流通貨幣」の関連用語

通約的な正義としての流通貨幣のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



通約的な正義としての流通貨幣のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
Text is available under GNU Free Documentation License (GFDL).
Weblio辞書に掲載されている「ウィキペディア小見出し辞書」の記事は、Wikipediaのニコマコス倫理学 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS