インバータ
【英】inverter
インバータとは、通常の変換装置に対して逆変換を行うための装置のことである。電源装置としてのインバータと、論理演算回路としてのインバータがある。
電源装置におけるインバータとは、直流(DC)を交流(AC)へと変換するための装置のことである。例えば無停電電源装置(UPS)では、蓄電池から取り出された直流を、家庭用電気機器が扱う交流電流へと変換するためにインバータを使用している。一部の家庭用電化製品では、家庭用電源として供給されている交流電源を一旦直流に変換し、インバータによって再度交流へと変換し直すことで、高効率で柔軟な出力制御を実現している。蛍光灯では、インバータによって高周波を生み出し、効率的でちらつきの少ない点灯を実現している。
論理演算回路としてのインバータとは、入力された情報を反転して出力する(NOT演算)特性をもった論理回路のことである。「否定演算回路」「NOT演算回路」などとも呼ばれている。
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