近年の気候変動における変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/18 08:45 UTC 版)
「放射強制力」の記事における「近年の気候変動における変化」の解説
IPCC第4次評価報告書による、1750年を基準とする現在の気候に働いている放射強制力の詳細。太字は中位。 要素 強制力の数値 変動規模1 科学的理解 人為的な起源のもの 二酸化炭素 正(+1.66W/m2,+1.49W/m2 ~ +1.83W/m2) 地球規模 高水準 メタン 正(+0.48W/m2,+0.43W/m2 ~ +0.53W/m2) 地球規模 高水準 一酸化二窒素 正(+0.16W/m2,+0.14W/m2 ~ +0.18W/m2) 地球規模 高水準 ハロカーボン類 正(+0.34W/m2,+0.31W/m2 ~ +0.37W/m2) 地球規模 高水準 対流圏オゾン 正(+0.35W/m2,+0.25W/m2 ~ +0.65W/m2) 大陸~地球規模 中程度 成層圏オゾン 負(-0.05W/m2,-0.15W/m2 ~ +0.05W/m2) 大陸~地球規模 中程度 メタン起源の水蒸気 正(+0.07W/m2,+0.02W/m2 ~ +0.12W/m2) 地球規模 低水準 雪上のすす 正(+0.1W/m2,0.0W/m2 ~ +0.2W/m2) 大陸~地球規模 中程度~低水準 土地利用 負(-0.2W/m2,-0.4W/m2 ~ 0.0W/m2) 大陸~地球規模 中程度~低水準 エアロゾルの直接的効果 負(-0.5W/m2,-0.9W/m2 ~ -0.1W/m2) 大陸~地球規模 中程度~低水準 雲のアルベド 負(-0.7W/m2,-1.8W/m2 ~ -0.3W/m2) 大陸~地球規模 低水準 飛行機雲 正(+0.01W/m2,+0.003W/m2 ~ +0.03W/m2) 大陸規模 低水準 自然起源のもの 太陽放射 正(+0.12W/m2,+0.06W/m2 ~ +0.30W/m2) 地球規模 低水準 注1:気象庁要約における、放射強制力の典型的な地理的範囲(空間的広がり)にあたる部分。 その他、放射強制力をもたらす可能性があるとされているものは以下のとおり。 地球磁場の変化 宇宙線量の変化 海洋表面のアルベド 地熱 潮汐 大気潮汐 軌道要素の変化 核爆発による熱
※この「近年の気候変動における変化」の解説は、「放射強制力」の解説の一部です。
「近年の気候変動における変化」を含む「放射強制力」の記事については、「放射強制力」の概要を参照ください。
- 近年の気候変動における変化のページへのリンク