農村マフィアから都市型への進出
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/03/22 16:44 UTC 版)
「ルチアーノ・リッジョ」の記事における「農村マフィアから都市型への進出」の解説
次いでパレルモに進出すると、闇賭博、建築投機、煙草・麻薬の密売で利益を上げる。そこでサルヴァトーレ・グレコのファミリーと手を組み、煙草と麻薬密売を強化する。 1963年に警察が本格的にマフィア弾圧に乗り出すと、リッジョは地下に隠れ、裏から組織を動かすことになる。1964年5月14日に逮捕され、65年、67年、69年に裁判にかけられたが、いずれも証拠不十分で無罪となった。とくに69年の裁判ではマフィアが陪審員に脅迫状を送ったためにリッジョを含む63人の被告者全員が無罪放免とされ、イタリア国民は失望した。 その後、姿をくらます。肝臓病を治すためにイタリア中の大病院を転々としていた。その頃は高価なスーツを着て穏やかな物腰の裕福な紳士だったという。粗暴な家畜窃盗犯である「コルレオーネの火種」の面影はなかったといわれる。 またナポリのカモッラのボスの一人ロレンツォ・ヌヴォレッタ(シチリアのパレルモ出身)とは盟友関係にあり、彼と麻薬取引などビジネスを進めたりもした。逃亡生活中、一時期彼にかくまってもらっていた事もある。
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