輸液速度
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 01:49 UTC 版)
平成17年3月25日の厚生労働省の告示により、輸液ラインの規格はISOに統一される。 輸液セットの種類これまで 15滴/ml、19滴/ml、20滴/ml、60滴/ml 統一後は 20滴/ml、60滴/ml・・・のみ 2のべき乗の法則という法則がひろく知られている。(表:20滴/mlの輸液ラインを用いた場合) 名称輸液速度ml/min滴数/minml/h適用第0度 very slow 1 20 60 小児、高張液など 第1度 slow 2 40 120 維持輸液 第2度 moderate 4 80 250 維持輸液と補充輸液 第3度 rapid 8 160 500 補充 第4度 very rapid 16 320 1000 緊急輸液 第5度 extremely rapid 32 640 2000 緊急輸液 維持が目的ならば1時間で100mlが通常であるので、500mlパックならば5時間で行う。上図では1時間120mlとなり500mlパックを4時間位でやるべきとなるが、臨床経過上そこまで大きな差を感じることは少ない。特に重篤な疾患がない場合はある程度あっていれば大きな影響はないとされている。
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