軌間の変化
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/29 10:16 UTC 版)
この列車の6両のクシェットの特徴は、フランスとスペインの軌間の違いに対応して、国境で台車を取り替えることが出来た点である。アンダイエにおいて、これらの客車は3両ずつに分けられ、小屋に設けられたジャッキによって持ち上げられる。6つのボギー台車は、軌間の異なるものに取り替えられる。専用の入換機関車 (locotracteur) が新たなボギー台車を引き出しながら、取り替えられるボギー台車を全て押し出す。長い間、この作業は、列車ごとに2度行われてきたが、その施設は、1996年以降、営業運転に際しては用いられていない。 その他の車両の乗客は、アンダイエの税関において、荷物とともに徒歩で客車を乗り換えた。 パリとマドリードを結ぶ豪華寝台列車である、「パリ-マドリード-タルゴ」 (Paris-Madrid-Talgo) 、のちに「ゴヤ」 (Goya) と呼ばれる直通のタルゴは、その軌間可変車軸によって、国境を直通出来る。この列車は、廃止された「プエルタ・デル・ソル」を引き継いだものである。
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