跳躍方法
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/07 15:41 UTC 版)
はさみ跳び(英語:Scissors jump) 「はさみ跳び」および「:en:Scissors jump」も参照 バーに近い脚→バーから遠い脚を交互に振り上げてバーを超す方法。1874年頃にはすでに用いられており、 ウィリアム・バード・ページ(William Byrd Page)が1874年にバーから遠い脚をやや後方に配置する跳び方に改良した。バー正面からの直線助走で行う「はさみ跳び」は日本においては「正面跳び」と呼ばれた。 イースタンカットオフ(英語:Eastern Cut-off) 「:en:Eastern cut-off」も参照 バー正面から助走し、脚を交互に広げ、クリアランス時に体がバーと水平になる様に前屈方向に回転させることでお尻をより持ち上げる跳び方。19世紀後半にマイケル・スウィーニー(英語版)が編み出した。日本では「正面跳び」と呼ばれた。 ウエスタンロール(英語:Western Roll) 「:en:Western roll」も参照 斜めから助走し、バー側の脚で踏み切り、踏み切り脚を横向きの体の下側に引き寄せ、体は横回転してバーを越え、着地は脚から行う、といった跳び方。20世紀初頭にジョージ・ホーリンが開発したとされる。背が下向きとなるバリエーションは「ロールオーバー(Roll Over)」と呼ばれた。 ベリーロール(英語:Belly Roll、別名:ステラドル Straddle) 「ベリーロール」および「:en:Straddle technique」も参照 ウエスタンロール(英語版)と同様に斜めに助走し、バーに近い脚で踏み切り、頭部から飛び込み、クリアランス時はバーを中心に腹ばいの状態で胴体を回転させバーを越す跳び方。1930年代にデビッド・アルブリットンが編み出したとされる。1950年代になるとソ連の指導者・選手により、クリアランス時に上体をバーの着地側下方に倒す方法に改良され、「ソ連式ベリーロール」「ダイブ・ストラドル」と呼ばれた。 背面跳び(英語:Fosbury Flop) 「背面跳び」および「:en:Fosbury Flop」も参照 バーに向かって半円を描くように助走し、バーから遠い脚で踏み切ると同時にバーに背を向ける方向に回転し、頭部から飛び込み、体を反ってバーを越え、そのまま背中で着地する方法。ディック・フォスベリーが考案し、1968年メキシコシティーオリンピックで金メダルを獲得し、世に広まった。現在、最も使われている跳び方となっている。
※この「跳躍方法」の解説は、「走高跳」の解説の一部です。
「跳躍方法」を含む「走高跳」の記事については、「走高跳」の概要を参照ください。
- 跳躍方法のページへのリンク