路線網の完成
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2017/06/09 02:49 UTC 版)
1875年にはマヨルカ島の主都パルマと中央部の中心地インカを結ぶ路線(本線)が開業した。1878年にはインカと北部のサ・ポブラ(英語版)を結ぶ路線が開業し、1879年にはインカから分岐して東部のマナコールに至るマナコール線が開業した。 1881年には本線上にあるクンセイ(英語版)からトラムンターナ山脈麓にあるアラロー(英語版)を結ぶアラロー鉄道(カタロニア語版)が開業。1897年には本線上のサンタ・マリーア・デル・カミ(英語版)から分岐し、東部のファラニチュに至るファラニチュ線が開業した。1911年にはパルマからトラムンターナ山脈を超えて北西岸のソーリェルを結ぶソーリェル鉄道が開業し、1913年にはソーリェルとポルト・デ・ソーリェルを結ぶ路面電車が開業した。 1916年10月6日にはパルマからリュグマジョーまでの路線が開業し、1917年2月28日にはこのサンタニー線が南東岸のサンタニーまで全通した。ファラニチュ線とサンタニー線は約10km離れてほぼ並行に走っている。1921年にはマナコール線がマヨルカ島北東端のアルターまで延伸された。 1923年にはアラロー近郊にある鉱山の一部が閉鎖され、また道路事情が改善したこともあって、路面電車の形態で運行されていたアラロー鉄道は1935年に廃止された。
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