越後交通ED510形
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/25 21:16 UTC 版)
「長野電鉄500形電気機関車」の記事における「越後交通ED510形」の解説
越後交通に譲渡されたED5002・ED5003は後部標識灯の移設、ステップ兼用のスノープロウ取り付け枠の設置などが行われ、ED510形ED511・ED512と改称・改番された。導入後は同社長岡線において貨物列車牽引に充当されたが、1979年(昭和54年)に前述したED5100形が譲渡されたことで余剰となり、1980年(昭和55年)1月24日付で2両とも廃車された。 ED512は現地で解体されたが、ED511は保存のため同年10月に長野電鉄へ引き取られ、1990年(平成2年)以降は小布施駅構内に完成した「ながでん電車の広場」に移設され静態保存された。なお、静態保存にあたっては車体標記を旧番号の「502」に戻すといった復元作業が行われたが、越後交通譲渡に際して移設された後部標識灯の位置など、原形ではない部分も存在する。その後、2012年の屋代線廃止時に信濃川田駅に移設された後、2015年4月以降は直富商事(長野市大豆島)で保存されており、本形式で唯一の現存車となっている。
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