超獣の概念とは? わかりやすく解説

超獣の概念

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/12 14:31 UTC 版)

ウルトラマンA」の記事における「超獣の概念」の解説

それまでウルトラシリーズは、宇宙人以外は怪獣主な敵役だったのに対し本作品に登場する敵は「超獣」と呼ばれている。超獣怪獣より強力であることを示すための演出として、第8話では超獣ドラゴリー前作『帰ってきたウルトラマン』にも登場した怪獣ムルチ二代目)を惨殺する展開が織り込まれている。企画時製作メモでは、子供たち親しみのある生物モチーフとしていることや、他作品怪獣・宇宙人との区別明確になる点などがメリットとして挙げられている。 当初は、ヤプール地球上生物宇宙怪獣超獣製造機融合させて生み出した合成生物兵器という位置付けだった。だが、第23話ヤプール全滅して以降は、自然発生的に出現したり(例:ハンザギラン)、他の宇宙人配下になっている(例:シグナリオン)など、ヤプールとの関係が不明な個体登場するため、当初の定義に該当しない超獣多くなっていった。ただ、設定上はAと戦って敗れた際に砕け散った巨大ヤプール細胞が「復讐怨念」となり、動物器物果ては霊的な存在などさまざまな対象から超獣生み出しているとされ、劇中ではヤプール滅亡した後も製造済み超獣生き残っていることを暗示する台詞がある。ヤプール残党は第52話まで断続的に登場し超獣次作『ウルトラマンタロウ』第1話にて登場する。この時は『タロウ』の「怪獣より強い超獣より強い怪獣」の強さ演出するのに利用されている。 『ウルトラマンメビウス』登場する超獣も、復活したヤプール配下である。だが、『ウルトラマンダイナ』や映画『ウルトラマンティガ・ウルトラマンダイナ&ウルトラマンガイア 超時空の大決戦』1999年)、『電光超人グリッドマン』(1993年)に登場する超獣」は本作とは無関係存在である。

※この「超獣の概念」の解説は、「ウルトラマンA」の解説の一部です。
「超獣の概念」を含む「ウルトラマンA」の記事については、「ウルトラマンA」の概要を参照ください。

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