起源伝説
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2010/04/28 13:01 UTC 版)
現地のアメリカ先住民の間には、滝の起源に関する伝説がある。伝説によれば、致死の病により死の危機に晒された部族があった。首長の娘は断崖の頂上に登り部族主神に祈り、伝染病の蔓延を食い止める方法を求めた。娘は自らを犠牲にし崖から身を投げれば蔓延は止まると言われた。そして神の言うとおり、娘は崖から身を投げて死んだ。翌日、首長は娘の死体を崖の底で見つけた。首長は激しく嗚咽し、娘の犠牲が無駄でなかったのなら何かサインを送れと部族主神に叫んだ。その瞬間、断崖の頂上から水が落下し、マルトノマ滝が形成された。伝説は、条件さえ良ければ瀑布の中に娘の顔を見ることができるとも伝えている。
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