資本財
英語:capital goods
商品生産のために用いられる生産物や機械類などの事を指す経済学の用語。
資本財のうち、原料や材料などのように何かを生産する際に消費されたり消耗されたりするものは「流動資本財」と呼ばれ、他方、機械設備や機器などのように長期的に繰り返し使用されるものは「固定資本財」と呼ばれる。
また、経済産業省が作成・公表している経済指標である「鉱工業指数」で用いられる財別格付けの定義では、資本財は「家計以外で購入される製品で、原則として想定耐用年数が1年以上で比較的購入価格が高いもの」と定義される。このため、「資本財出荷指数」などの指数が指している資本財は、この定義に基づく意味である。
平成17年(2005年)基準 鉱工業指数の解説 - PDF
資本財
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2015/01/15 06:09 UTC 版)
資本財(しほんざい)とは経済学用語の一つ。将来の利益が期待できる生産の資本となるような財のことを資本財という。これは資本家が出資をした上で入手をし、資本家自身や労働者がその資本財を利用することで生産を上げ、その生産が資本家に還元されるというわけである。資本財とされる財は流動資本財と固定資本財の二つに分けることができる。流動資本財に区分できるのは原材料、仕掛品、製品在庫などといった短期の操業で存在している量が変化するようなもの。固定資本財に区分できるのは工場などといった不動産、生産に使う機械、運搬に使う車両などといった長期の使用に耐えうることができ耐用年数で価値を判断するような物のことである。
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