資本による再生産
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/09 23:23 UTC 版)
資本主義経済においては資本は経済活動の主体であり、それ自体が資本の成長を目的とした再生産を行うとマルクス経済学では考えられる。資本の再生産では賃金労働者が労働過程で行われる剰余労働によって生まれる剰余価値が、利潤・賃金・地代として分配される。利潤は株主の配当、役員の報酬、企業の留保利潤などの形態をとる。ここでさらに価値を増大させた資本がさらに資本利益を得るために投資を行い、さらに剰余価値を得ようとする。このように資本は拡大再生産、資本蓄積を繰り返すことで自己の価値を拡大する傾向にある。
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