貴信とは? わかりやすく解説

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貴信

読み方:きしん

貴信とは、相手からの便り通信)を敬っていう表現

貴信

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/01/08 07:18 UTC 版)

貴信
各種表記
漢字 貴信
発音: {{{nihonngo-yomi}}}
日本語読み: きしん
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貴信(きしん[1]生没年不詳)は、雄略天皇十一年丁未467年7月)に百済を経由して倭国渡来した中国文化人[2]呉国の人[3]

記録

雄略天皇11年(467年)7月、百済国より逃化し、自らを「貴信」と名乗り、呉国の人と名乗ったという。子孫として、磐余の琴弾きの壃手屋形麻呂(さかて の やかたまろ)たちがいるという。

考証

百済中国文化人を受け入れていたことは 『梁書』百済伝に「中大通六年(534年)、大同七年(541年)、累リニ遺使シテ方物ヲ献ジ、并ビニ涅槃等ノ経義、毛詩博士、并セテ工匠画師等ヲ請フ。勅シテ并ビニ之ヲ給フ」と記録されていることから明らかであるが、中国から百済に渡来した文化人の中には百済王の許可なしに日本に亡命した者もいた[2]

脚注

  1. ^ 『日本書紀』巻第十四には「くゐしむ」という歴史的仮名遣いのふりがなが表記されているが、ここは現代仮名遣いにしたがう。
  2. ^ a b 坂元義種日本書紀朝鮮・中国関係記事注釈 : 巻第十四雄略天皇」『京都府立大学学術報告 人文・社会』第51巻、京都府立大学学術報告委員会、1999年12月、10頁、ISSN 1343-3946CRID 1050845762555798656 
  3. ^ 石井正敏 (2005年6月). “5世紀の日韓関係 - 倭の五王と高句麗・百済 -”. 日韓歴史共同研究報告書(第1期) (日韓歴史共同研究): p. 206. オリジナルの2015年10月18日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20151018092747/http://www.jkcf.or.jp/history_arch/first/1/1-03-ishii_j.pdf 

参考文献


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