負荷VSWRの定義と定性的説明とは? わかりやすく解説

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負荷VSWRの定義と定性的説明

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/08/09 06:57 UTC 版)

定在波比」の記事における「負荷VSWRの定義と定性的説明」の解説

特性インピーダンスZ 0 {\displaystyle Z_{0}} の伝送線路両端信号源負荷インピーダンス Z {\displaystyle Z} の負荷接続されている場合考える。このとき、負荷側の電圧定在波比VSWR次の式で表されるV S W R = 1 + | ρ | 1 − | ρ | {\displaystyle VSWR={\frac {1+|\rho |}{1-|\rho |}}} ρ = Z − Z 0 Z + Z 0 = V 2 V 1 {\displaystyle \rho ={\frac {Z-Z_{0}}{Z+Z_{0}}}={\frac {V_{2}}{V_{1}}}} ここで、 V 1 {\displaystyle V_{1}} は進行波振幅電圧V 2 {\displaystyle V_{2}} は反射波振幅電圧、 ρ {\displaystyle \rho } は電圧反射係数である。伝送線路特性インピーダンス負荷インピーダンス一致した場合、すなわち Z 0 = Z {\displaystyle Z_{0}=Z} でVSWR = 1となる。 信号源から伝送線路送り出され高周波信号 (進行波) において、伝送線路負荷インピーダンス不連続 (不整合) があると、その不連続部分信号反射生じ伝送線路逆向き進行する成分 (反射波) が発生するそのとき伝送線路では進行波反射波加算されるがそれらの周波数等しいため、伝送線路には固定した節点位置を持つ振動観測される。これを定在波 (定常波) という。定在波比は、その定在波振動度合い表しひいては高周波信号反射度合いを表す。 無線設備、特に送信設備では伝送線路信号源負荷それぞれ給電線送信機アンテナ置き換えてよい。 定在波という現象高周波電流以外の波でも観測される身近なものでは洗面器などに入れて振動させたときに節点を持つ水面振動観測されるがこれも洗面器の縁におけるインピーダンス不整合による定在波である。

※この「負荷VSWRの定義と定性的説明」の解説は、「定在波比」の解説の一部です。
「負荷VSWRの定義と定性的説明」を含む「定在波比」の記事については、「定在波比」の概要を参照ください。

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