議事手続における討論
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/06/24 23:14 UTC 版)
議事手続においては質疑が終ったときには討論に入る(参議院規則113条参照)。議事手続における討論は賛否双方の立場から相互にその主張を述べて自己と反対の意思を有する者を自らと同じ意見に与させることを目的とする。議事手続における討論はその表決をとる案件に対して議員(委員)が賛成又は反対の意見を表明することであり。したがって、議事手続における討論においては一部賛成あるいは一部反対のごとき発言は認められていない。衆議院規則は「議事日程に記載した案件について討論しようとする者は、反対又は賛成の旨を明かにして通告しなければならない」としている(衆議院規則118条)。 議事手続上における討論においては感情論にエスカレートして議論の収拾が困難となる事態に陥ることを避けるため、原則として一人一回ずつで反対者と賛成者が交互に行う「討論一人一回・交互の原則(討論交互の原則)」がある。このほか議事手続上において行われる討論においては、議事混乱のおそれがあるため討論に対する質疑は一切認められない。
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