調整可能抵抗パルスセンシング(TRPS)
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/14 19:30 UTC 版)
「ウイルス定量」の記事における「調整可能抵抗パルスセンシング(TRPS)」の解説
詳細は「調整可能抵抗パルスセンシング(英語版)」を参照 調整可能抵抗性パルスセンシング(Tunable resistive pulse sensing; TRPS)は、個々のウイルス粒子がサイズ調整可能なナノポアを通過するところを1つずつ測定することにより、高スループットの単一粒子測定が可能な測定技術である。溶液中のウイルス粒子のサイズと濃度を高解像度で同時に測定できるという利点があり、サンプルの安定性や凝集体評価、総ウイルス粒子濃度(vp / mL)測定に使用できる。 TRPSの測定はイオン性緩衝液中で行われ、分析前にサンプルを前染色する必要がないため、この手法は蛍光色素による前処理を必要とする手法よりも迅速であり、総調製時間と測定時間はサンプルあたり10分以下である。 TRPSによるウイルス分析はqViro-Xシステムとして市販されており、測定後にオートクレーブ処理による失活が可能である。
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