誰が目盛りを反転させたか
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/03/31 23:57 UTC 版)
「セルシウス度」の記事における「誰が目盛りを反転させたか」の解説
誰が目盛りを反転させたについては、カール・フォン・リンネによるものとする説と、リンネによるものではないとする説の2つの説がある。 W.E.Middletonの1966年の論文ではカール・フォン・リンネらによって1752年までに氷点を0度、沸点を100度とする方式に改められたとしている。 一方、ウプサラ天文台の解説は、セルシウスの死の直後の1744年に、凝固点(氷点)を0度、沸点を100度とする現在の方式に改められたとしている。この改善については、誰か一人の功績によるものではなく、セルシウス、セルシウスの後任のsv:Mårten Strömer、計器制作者のsv:Daniel Ekströmの3人の貢献によるものであるとしている。また、セルシウス度に最初期に注目し、実際に温度計をsv:Daniel Ekströmに製作させたカール・フォン・リンネの功績によるものではないとしている。 なお、現在の国際温度目盛(ITS-90)では、標準気圧(101.325 kPa)下の水の融点と沸点は厳密には 0 °C、100 °C ではなく、それぞれ 0.002519 °C、99.9743 °C である(水の性質#融点、水の性質#沸点を参照)。
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