詩的な音の絵とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 趣味 > ピティナ・ピアノ曲名 > 詩的な音の絵の意味・解説 

グリーグ:詩的な音の絵

英語表記/番号出版情報
グリーグ:詩的な音の絵Poetiske tonebilleder  Op.3作曲年1863年  出版年1864年  初版出版地/出版社: Horneman 

作品概要

楽章・曲名 演奏時間 譜例
1 アッレグロ・マ・ノン・トロッポ Allegro ma non troppo2分00 No Image
2 アッレグロ・カンタービレ Allegro cantabile2分00 No Image
3 コン・モート con moto2分00 No Image
4 アンダンテ・コン・センティメント Andante con sentiment3分00 No Image
5 アッレグロ・モデラート Allegro moderato1分30秒 No Image
6 アッレグロ・スケルツァンド Allegro scherzando1分00 No Image

作品解説

2007年11月 執筆者: 齊藤 紀子

 この作品作曲した時、グリーグ20歳であった1863年)。そして、デンマークコペンハーゲン滞在しており、コペンハーゲンにあるホーネマン社から出版されている。デンマーク作家で、グリーグ芸術仲間であるベンヤミン・フェッダセン(1823-1902)に捧げられた。《詩的音画》と名づけられたこの曲集は、何かを具象しているわけではないそれだけに、演奏家にはイマジネーション求められていると言える

 第1曲目は、アレグロ・マ・ノン・トロッポ。8分の3拍子のこの曲では、2拍目に付されアクセント特徴的である。これは、ノルウェー民族舞踊由来しているものと考えられるまた、時折響く増4度もこの曲にとってある種スパイスを効かせている。この曲の全体としては、順次進行による低声と、スラーかけられ方に留意したフレージング求められる
 第2曲目は、アレグロ・カンタービレ。上声と下声が歌い上げるデュエット美しい曲である。
 第3曲目は「コン・モート」で、ノルウェーのブルレスカとなっている。多様な趣を見せリズム重要な役割担っている
 第4曲目は、アンダンテ・コン・センティメント。ノクターン性格備えており、終始一貫して分散和音によりかたどられている。
 第5曲目は、アレグロ・モデラートノルウェー民族舞踊1種、ハリング(大抵は男性ソロ演じる力強い民族舞踊)を思わせる作品である。5度増4度響き特徴的である。
 第6曲目は、アレグロ・スケルツァンド半音階富んだ音の動き特徴的である。また、無窮動性格を持つ。

Edvard Grieg “Klavierwerke 2” C. F. Peters 2000




英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「詩的な音の絵」の関連用語

詩的な音の絵のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



詩的な音の絵のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
社団法人全日本ピアノ指導者協会社団法人全日本ピアノ指導者協会
Copyright 1996-2024 PianoTeachers' National Association of Japan

©2024 GRAS Group, Inc.RSS