試験と学生生活
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/20 15:22 UTC 版)
「ミュンヘン工科大学」の記事における「試験と学生生活」の解説
セメスター末に試験が行われる。再試験は無料だが落ちると除名となる。試験の結果によっては実質的な退学に追い込まれ、学生ではなくなる人もいるため学生証はセメスター毎に(半年毎に)更新する。 予定通りに卒業できる学生の数は入学時の約30%程度。約50%は再試験を繰り返して予定より長く時間がかかって大学を卒業するか、または、インターンシップのために休学して卒業時期が遅れる者もいる。残りの20%は試験に合格できずに退学。退学後は他の大学(少しレベルの低い大学)に願書を出して大学生活をやり直す学生が多い。 不景気の影響により企業側が実社会経験者を求める傾向にあり、在学中にインターンの経験がないと就職が難しい状況にある。このため意図的に休学をしてインターン経験を積む学生も多い。学費が安いため、親側も半年や1年の休学をしてインターンを推奨する家庭が多い。 少子化対策として、ミュンヘン工科大学はミュンヘン大学と共有の幼稚園を保有している。在学中に子供が生まれた学生は学費を無料とし、大学幼稚園も無料になる。近年ドイツでは結婚制度が見直されているため、婚姻関係がないカップル間に生まれた子供を認知した学生も同じく学費が免除となり、大学幼稚園が無料になる。 学生証には電子マネー機能が付いており、学生食堂や大学が運営するショップで買い物ができる。この機能はミュンヘン大学と共有しており、2つの大学の学生はどちらの大学内の学食やショップでも買い物ができる仕組みになっている。
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