試験から初飛行へ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/10 08:11 UTC 版)
「ラプター (ロケットエンジン)」の記事における「試験から初飛行へ」の解説
2016年9月には、ラプターの初の燃焼試験が実施された。試験はテキサス州マクレガー(英語版)に建設した同社の試験施設で行われ、燃焼時間382秒、推力3 MN、燃焼室圧300気圧を達成した。また、同月にはラプターを使用するロケットとして、ラプターを下段に42基、上段に9基も使用するインタープラネタリー・トランスポート・システム (ITS) の構想も発表された。ただし、ITSは翌年に発展型のBFR(後のスターシップ)に更新され、ラプターの数も下段に31基、上段に7基に変更されている。 2020年8月には、実際にラプターを搭載したスターシップ試験機 (SN5) が高度150mの飛行を果たした。同年12月には別の試験機 (SN8) が高度12.5kmの高高度飛行も果たしている。2021年5月時点でスペースXではラプターの量産を開始しており、実に150基ものラプターが週に数基のペースで生産されている。スペースXは将来的に年に800~1000基のラプターを製造する意向を示している。
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