設置までの流れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/16 15:09 UTC 版)
多摩ニュータウン開発計画に絡み京王帝都電鉄(当時)は、当初、相模原線の橋本駅延伸に際して途中駅を一か所設置することを計画で定め、「由木平駅」の設置を決定していた。その後、多摩ニュータウン開発の進捗に伴い、マスタープランの中で複数の開発住区に対する生活サービス施設を集積した「地区センター」の配置場所と定められた中間地点に、京王堀之内駅と多摩境駅の設置も追加で決定している。なお、当初計画の「由木平駅」は現在の南大沢駅に当たる。 なお、由木平駅設置に際して現在の場所が決定した理由は、京王多摩センター駅と橋本駅との中間地点に位置することと、ニュータウン計画で一帯が新住宅市街地開発事業地に定められ周辺に人家などがなく、白紙で駅を中心に「地区センター」とする大胆な街づくりが可能なことであった。また、当時の相模原線計画では橋本延伸後に津久井湖方面に延伸する構想があったため、優等列車の追い抜きが可能な島式ホーム2面4線設計で用地が確保された。 京王多摩センター - 橋本駅間の延伸工事のうち、当駅までの線路や駅の建設工事は比較的順調に進んでいたが、当駅と橋本駅間は用地買収などに手間がかかり全線開業が遅れることとなったため、同社はやむなく京王多摩センター - 当駅間を暫定開業させた。その最大の目的は、当駅南側の新住区で既に入居が始まっていて、代替の救済措置として暫定運行していた多摩センター駅までのバス連絡を一日も早く解消するためであった。
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