設定・素性
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/05/26 16:35 UTC 版)
『夜歩く』から『蝋人形館の殺人』までの長編4作では、友人の息子であるアメリカ青年ジェフ・マールの視点でバンコランの人物像と彼が扱う事件が書かれている。イギリスでの『絞首台の謎』事件、ドイツでの『髑髏城』事件を除き、ほとんどの事件でパリ周辺を舞台に活躍した。 1880年頃に生まれ、アメリカの大学に留学した後、フランスの警察に入る。第一次世界大戦中は、ドイツのアルンハイム男爵を相手にスパイ合戦を繰り広げ、コンスタンチノープルではピストルの撃ち合いまで繰り広げた。1927年にはパリの予審判事を務めていたが、その地位は金で買ったという噂もあり、犯罪者に対して容赦がないことからメフィストフェレスに例えられることが多かった。 1936年の『四つの凶器』事件では、パリの予審判事を引退しており、「かかし」に例えられるほど性格が温厚になっている。
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