言語学とシジュウカラ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/09 08:21 UTC 版)
「シジュウカラ」の記事における「言語学とシジュウカラ」の解説
総合研究大学院大学の研究で、シジュウカラが単語を組み合わせて文にし、仲間へ伝達する能力を持つことが明らかになった。研究では鳴き声の組み合わせを変えた時のシジュウカラの反応が異なるとされ、チンパンジーなど知能が高い一部の動物で異なる鳴き声を繋げる例は見られたが、語順を正確に理解し、音声を理解する能力は他に例が無く、言語学上重要な手掛かりとなると見られている。 2020年時点の研究では、京都大学の鈴木俊貴博士によると推定20以上の単語を使い、175以上の組み合わせた文章を扱っていると見られている。『ダーウィンが来た!』(NHK)第635回にて広く解説されている。 またシジュウカラは警戒を告げる鳴き声を聴き取った際に、ただ機械的に周囲へ気を配るようになる訳ではなく、合図の意味を脳内でイメージを作り出して理解し直していることが判明している。
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