解析力学における運動量とは? わかりやすく解説

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解析力学における運動量

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/08 05:48 UTC 版)

運動量」の記事における「解析力学における運動量」の解説

解析力学において、一般化座標 qi対応する一般化運動量 (generalized momentum) pi はその系のラグランジアン L(q, ·q) の一般化速度 ·qi による偏微分として定義されるp i := ∂ L ( q , q ˙ ) ∂ q ˙ i {\displaystyle p_{i}:={\frac {\partial L({\boldsymbol {q}},{\dot {\boldsymbol {q}}})}{\partial {\dot {q}}_{i}}}} ここで、ラグランジアン L(q, ·q) は、運動エネルギー K、ポテンシャル U の差として定義されるL = K − U . {\displaystyle L=K-U.} ハミルトン形式力学では、一般化速度代わりに一般化運動量力学変数として用いられるハミルトニアン H(q, p) は、ラグランジアン L(q, ·q) のルジャンドル変換として定義されるルジャンドル変換 H ( q , p ) := max q ˙ ∈ D { q ˙ ⋅ p − L ( q , q ˙ ) } {\displaystyle H({\boldsymbol {q}},{\boldsymbol {p}}):=\max _{{\dot {\boldsymbol {q}}}\in D}\left\{{\dot {\boldsymbol {q}}}\cdot {\boldsymbol {p}}-L({\boldsymbol {q}},{\dot {\boldsymbol {q}}})\right\}} の右辺最大化する ·q を考えると、ルジャンドル変換をする領域 D の中でラグランジアンが凸でありかつ充分滑らかなら、そのような ·q は以下の関係を満たす。 ∂ ∂ q ˙ ( q ˙ ⋅ p − L ( q , q ˙ ) ) = 0 . {\displaystyle {\frac {\partial }{\partial {\dot {\boldsymbol {q}}}}}\left({\dot {\boldsymbol {q}}}\cdot {\boldsymbol {p}}-L({\boldsymbol {q}},{\dot {\boldsymbol {q}}})\right)={\boldsymbol {0}}.} これはすなわち、ハミルトニアン変数 p が一般化運動量等しいことを意味する

※この「解析力学における運動量」の解説は、「運動量」の解説の一部です。
「解析力学における運動量」を含む「運動量」の記事については、「運動量」の概要を参照ください。

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