観音祈願型とは? わかりやすく解説

観音祈願型

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/06 07:45 UTC 版)

わらしべ長者」の記事における「観音祈願型」の解説

昔、ある一人の貧乏な男がいた。毎日真面目に働いて暮らし良くならないので貧乏から何とかして逃れよう観音様に願をかけたところ、「初めに触ったものを、大事に持って旅に出なさい」とのお告げもらった。男は観音堂から出るやいなや石につまずいて転び、偶然1本の藁しべ)に手が触れた。 男はお告げ通り、その藁しべを手に持って道を進んでいった。ところが彼の顔の周りを、大きなアブ飛び回り、煩くて仕方が無い。そこで男はアブ捕まえると、藁しべ先に結び付けてやった。 すると、傍で大泣きしていた男の子アブ結び付けられ藁しべ欲しがるので男は観音様お告げ信じて譲ろうとしなかったが、大泣き手を焼いていた男の子母親が「蜜柑交換しよう」と申し出てきたので、藁しべ男の子譲り代わりに蜜柑受け取った。 さらに歩くと、喉の渇き苦しんでいる商人がいた。彼は男が持っていた蜜柑欲しがり持っていた上等な反物との交換持ちかけてきた。男は蜜柑譲り反物手に入れた一本藁しべ上等な反物に代わったと喜んだ男は、旅の途中で侍に出会う。その侍は愛馬急病倒れてしまったが、急いでいるために馬を見捨てなければならない状況にあった。侍は家来に馬の始末命じ先を急ぐ。男は侍の家来反物と馬の交換申し出た家来反物受け取りそのまま侍の後を追っていく。男が汲んで馬に飲ませたところ、馬は元気を取り戻して立ち上がった。男は馬に乗り、旅を続けた。 道を進んでいくと、大きな屋敷行き当たった。ちょうど旅に出かけようとしていた屋敷の主人は、男に屋敷留守頼み代わりに馬を借りたい申し出る主人3年以内自分帰ってなかったら、この屋敷を譲ると男に言い出す。男は承諾し主人は馬に乗って旅に出発した。 しかし3年待って5年待って主人が旅から帰ってくることは無かった。こうして男は屋敷の主人となり裕福な暮らし手に入れることができた。 交換していった物 藁しべ アブ結び付けられ藁しべ 蜜柑 反物 馬 屋

※この「観音祈願型」の解説は、「わらしべ長者」の解説の一部です。
「観音祈願型」を含む「わらしべ長者」の記事については、「わらしべ長者」の概要を参照ください。

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