観音寺_(気仙沼市)とは? わかりやすく解説

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観音寺 (気仙沼市)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/03/04 01:25 UTC 版)

観音寺

観音堂 (2018年11月)
所在地 宮城県気仙沼市本町1-4-16
位置 北緯38度54分8秒 東経141度33分57秒 / 北緯38.90222度 東経141.56583度 / 38.90222; 141.56583座標: 北緯38度54分8秒 東経141度33分57秒 / 北緯38.90222度 東経141.56583度 / 38.90222; 141.56583
山号 海岸山
宗派 天台宗
寺格 別格本山
本尊 聖観音
創建年 (伝) 和銅年間(708年714年
開基 円仁
札所等 東北三十六不動尊霊場第25番札所
文化財 観音堂厨子、木造阿弥陀如来坐像(県指定有形文化財)
意馬心猿の図、金銅装笈(市指定有形文化財)
法人番号 7370505000105
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観音寺(かんのんじ)は、宮城県気仙沼市にある天台宗の寺院。山号は海岸山。本尊聖観音で、東北三十六不動尊第25番札所である。

歴史

寺伝によると和銅年間(708年714年)に藤原宇合蝦夷征討の際に首を祀ったのが始まりとされる。その後、行基が巡錫で当地を訪れた際、本尊となる観音像を彫刻、850年嘉祥3年)に慈覚大師円仁が堂宇を整備して観音寺と寺号を改めた。比叡山延暦寺滋賀県大津市)の末寺として全国に七寺しかない「不滅の法灯」を受け継いでいる。なお、東北では当寺、立石寺山形県)、中尊寺岩手県)の3つのみ。

観音堂

境内の観音堂は1723年享保8年)、仙台藩主5代・伊達吉村が、当地方巡視の際、本吉一郡の寄付を許し建築させたといわれる。堂内にある厨子は縦(最長部)150cm、横(最長部)226cm、高さ228cmのケヤキ製で平面凸字形をなし、前仏の部が突出し、その奥に密仏、その左右に脇仏と各々観音像を納める。前仏の部は入母屋造杮葺で、軒唐破風をつけている。懸魚獅子身及び波形尾垂木などがある。黒を主調に朱色金色など取り交ぜられている。京都の仏師の作といわれている[1]1969年昭和44年)8月29日、県から文化財に指定された[2]

指定文化財

厨子の他、以下が宮城県、気仙沼市から文化財に指定されている[2][3]

  • 木造阿弥陀如来坐像(彫刻) - 1956年(昭和31年)3月12日
  • 意馬心猿の図(絵画) - 1979年(昭和54年)1月23日
  • 金銅装笈(工芸品) - 2009年平成21年)4月28日

歌碑、句碑

アクセス

BRT気仙沼線不動の沢駅より徒歩8分

脚注

  1. ^ 指定文化財|県指定有形文化財|観音寺観音堂厨子”. 宮城県. 2018年12月13日閲覧。
  2. ^ a b 気仙沼市の文化財一覧1(国・県指定/登録)”. 気仙沼市. 2018年12月13日閲覧。
  3. ^ 気仙沼市の文化財一覧2(市指定)”. 気仙沼市. 2018年12月13日閲覧。

関連項目

外部リンク


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