要心無用
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/03/09 16:04 UTC 版)
要心無用(ようじんむよう、Safety Last!)とは、1923年公開のアメリカ合衆国のロマンティック・コメディである。近年は『ロイドの要心無用』(ロイドのようじんむよう)のタイトルで知られている。1977年に東宝東和の「プレイ・ロイド」シリーズとしてリバイバル上映した時は『ロイドの用心無用』(ロイドのようじんむよう)という邦題もつけられた[7]。主演のハロルド・ロイドが高層ビルの時計の針にぶらさがっているシーンはサイレント映画を代表する名シーンで、後の映画で何度もオマージュされている。興行的にも批評的にも大成功で、ロイドの人気を決定的なものにした。現在でもリバイバル上映され、ロジャー・イーバートなどから映画史に残る傑作コメディ映画の1本と評価されている[8]。第1回キネマ旬報ベスト・テン(1924年)では「娯楽的に最も優れた映画」の第3位に選出されている。
- ^ 要心無用 - American Film Institute Catalog(英語)
- ^ 畑暉男編『20世紀アメリカ映画事典』(カタログハウス)
- ^ 東京朝日新聞 1924年12月31日朝刊の広告(牛込館)
- ^ David Parkinson. “Safety Last!”. Empire. 2015年10月25日閲覧。
- ^ rentals in US and Canada - see Variety list of box office champions for 1923
- ^ Quigley Publishing Company "The All Time Best Sellers", International Motion Picture Almanac 1937-38 (1938) p 942 accessed April 19, 2014
- ^ “ロイドの用心無用”. 2023年9月14日閲覧。
- ^ Ebert, Roger. "Safety Last." RogerEbert.com. July 3, 2005. June 21, 2013.
- ^ Douglas, Nick (2018年4月13日). “These 1923 Copyrighted Works Enter the Public Domain in 2019”. Life Hacker. 2018年9月5日閲覧。
- ^ “6 Dangerous Stunts of the Silent Movie Era”. Mentalfloss.com (2011年8月4日). 2018年6月2日閲覧。
- ^ “Safety Last! (1923) - Notes - TCM.com”. Turner Classic Movies. 2018年6月2日閲覧。
- ^ 「第四部 幼年期の終り 第二章 フリドニア讃歌」『世界の喜劇人』新潮社、2016年3月18日。
- ^ “The 100 greatest comedies of all time” (英語). www.bbc.com. 2022年12月18日閲覧。
- ^ “The 100 Best Comedies of All Time” (英語). pastemagazine.com (2018年4月13日). 2022年12月24日閲覧。
- ^ “The 100 funniest comedies of all time” (英語). Time Out Worldwide. 2022年12月24日閲覧。
- ^ “Back to the Future”. 2012年3月4日時点のオリジナルよりアーカイブ。2011年12月30日閲覧。
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