複合材料の成型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/09/11 08:36 UTC 版)
複合材料の成型行程では炭素繊維やアラミド繊維等に熱硬化性樹脂を含浸して積層後、オートクレーブで加熱して成型する。自動車や航空機のカーボンモノコックやテニスのラケット等のスポーツ用品等に利用される。但し、オートクレーブでの成型には予熱、加熱、除冷時間がかかるため、成型の生産性が従来の高張力鋼、アルミニウム等の金属材料より劣るため、近年では脱オートクレーブ法が徐々に生産現場に導入されつつある。
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複合材料の成型
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/08/09 03:28 UTC 版)
複合材料の成型工程には複数の方式がある。一体化して成型する事が出来るため、その利点を活用した成型法が採用される場合が多い。一般的なのは熱硬化性樹脂を含浸した炭素繊維やアラミド繊維のプリプレグを積層後、オートクレーブで加熱する事で硬化する手法である。一方、量産性と強度の両立を考慮して液晶ポリマーを分散させた樹脂を射出成型によって金型内に射出して成型する方法もある。但し、オートクレーブを使用した成型は生産性に劣り、オートクレーブの大きさによって製造可能な成形品の大きさが制限されるため、近年では、前述の積層式の成型においては脱オートクレーブ成形法も徐々に普及しつつある。 一般的に熱可塑性樹脂複合材料は熱硬化性樹脂複合材料に比べて、第1に靭性があり(衝撃後圧縮強度(CAI 強度)が高い)、第2に成形温度は高いが短時間で成形できる等の利点を有する。短時間で成形できるので生産性が高くコストダウンに貢献する。
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