表面化した事例
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/24 22:04 UTC 版)
2010年6月、ドイツ卓球協会は、毛髪からクレンブテロールが検出された所属選手1名を2年間の出場停止処分とした。同選手は、遠征先の中国蘇州市内のホテルで食べた豚肉に薬物が残留していたとして協会に抗議した結果、同年8月、「食事に由来する誤摂取」と判断され処分を解除されている。 2010年7月のツール・ド・フランスの際に行われた検査で、自転車ロードレース選手のアルベルト・コンタドール(スペイン)の検体から禁止薬物のクレンブテロールが検出された。同大会では3度目の総合優勝を果たしたが、成績は抹消された。 2011年6月9日、CONCACAFゴールドカップに出場したメキシコ代表選手5名は、薬物検査でクレンブテロールの陽性反応が出たため出場停止処分となった。この事例においては、選手の食事にクレンブテロールを用いて飼育された牛肉か鶏肉が用いられたのではないかとの指摘も存在する。 2013年12月18日、ジャパンカップサイクルロードレースで優勝したマイケル・ロジャースのドーピング検査から、陽性反応が出たとの報告が国際自転車連合から通告され、優勝を剥奪。2着に入ったジャック・バウアーが繰り上がり優勝となった。
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