薬物代謝
【概要】 薬は使用されたら体の中の濃度が高まり、効果が出て、やがて時間とともに減っていって効果もなくなっていく。薬を化学処理して別なものに変えることを薬物代謝という。主に肝細胞内にあるミクロソームで酵素によっている。代謝を受けた後は、脂溶性のものは水溶性の物質に変わり尿から捨てられ、脂溶性のままのものは胆汁から捨てられる(排泄)。一般に小児、成人、妊婦、老人などで肝臓の代謝能力に違いがある。また重い肝臓病では代謝能力が落ちていることが多い。
【詳しく】 薬の化学構造の部品(残基)に酸化、還元、あるいは加水分解の反応が起こる。このステップにはチトクロームP450という酵素が働く。次にグルクロン酸、硫酸などで抱合され無害化される。
《参照》 チトクロームP450、 グルクロン酸抱合

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