萩原 真とは? わかりやすく解説

Weblio 辞書 > 辞書・百科事典 > 百科事典 > 萩原 真の意味・解説 

萩原眞

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/04/07 07:41 UTC 版)

萩原 眞(はぎわら まこと、1857年 - 1925年9月15日)は、日本人の実業家[1]庭師[2]フォーチュン・クッキーを作ったという説がある[3]

生涯

山梨県東山梨郡平等村に生まれる[4]。家は農業の傍ら製糸業を営んでいた[4]。15歳の時父親が他界したため業を継ぐが、その後1879年明治12年)にサンフランシスコに渡る[4]

1888年(明治21年)にサンフランシスコの中華街の一角に「大和屋」という料理屋を開業し[4][5][6]、対岸のオークランドにも料理屋を開くが失敗する[4]

ゴールデン・ゲート・パーク内でミッド・ウィンタース博覧会英語版が開かれた際、喫茶店の出店を申請し許可され、評判が良かったため博覧会が終了した後も公園課の希望によって存続されることになった[4]。また1894年、同公園内に日本庭園を築き[5][6]、その土地に居住を許され没するまでそこに暮らした[3]。萩原家は庭園を訪ねる観光客に煎茶と数種の瓦煎餅を販売しており、そのうちの一つは占い入り、つまりフォーチュン・クッキーだった[3]。また1907年にはグアテマラの大統領[注 1]から委嘱され同国の政庁と官舎の中間に日本流の庭園を築いている[4]

脚注

注釈

  1. ^ マヌエル・ホセ・エストラーダ・カブレーラ (Manuel José Estrada Cabrera、在任: 1898年2月8日 - 1920年4月15日)

出典

  1. ^ 北國新聞 (2013年10月27日). “起源は辻占 AKB曲名「フォーチュンクッキー」”. 47NEWS. 2015年12月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2015年12月9日閲覧。
  2. ^ HAPPY PLUS ハピプラ (2013年9月29日). “あの「フォーチュンクッキー」の正体は、実は金沢の郷土菓子だった!”. livedoor NEWS. 2015年12月9日閲覧。
  3. ^ a b c 中町泰子「日系チャプスイレストランにおけるフォーチュンクッキーの受容」『年報非文字資料研究』第5号、神奈川大学日本常民文化研究所 非文字資料研究センター、2009年3月20日、173-186頁、ISSN 18839169NAID 120006603626国立国会図書館書誌ID: 108152162021年12月1日閲覧 
  4. ^ a b c d e f g 廣瀬守令『在米甲州人奮闘五十年史』1934年、163-167頁頁。 
  5. ^ a b 山梨日日新聞社『山梨百科事典』1989年、741頁頁。 
  6. ^ a b 東京オリンピック郷土訪問海外県人歓迎委員会『山梨県海外移住史』1848年、9頁頁。 

関連文献

関連項目


萩原真

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2024/09/20 05:40 UTC 版)

萩原 真
個人情報
生誕
萩原 真(はぎわら まこと)

1910年
死没 1981年
宗教 真の道
子供 次男:萩原真明
テンプレートを表示

萩原 真(はぎわら まこと、1910年明治43年) - 1981年昭和56年))は、日本宗教家真の道開祖千葉県長生郡出身。

生涯

千葉県長生郡出身。1945年昭和20年)の第二次世界大戦の際は中国で現地召集され、終戦と同時に抑留する。翌年の1946年(昭和21年)に日本に帰国した[1]

1948年(昭和23年)に心霊研究グループにより「千鳥会」を結成、翌年の1949年(昭和24年)には宗教法人となる。1952年(昭和27年)に初代教え主に就任した際に、千鳥会から真の道と改称された[1][2]

1981年昭和56年)、死去。享年72[1]

著書

  • 『真を求めて:萩原真自伝』(1991年11月、真の道出版部)

脚注

  1. ^ a b c 真の道の歩み”. 真の道. 2024年4月7日閲覧。
  2. ^ 多くの巨人を引き寄せた「千鳥会」”. note.com. 2024年4月7日閲覧。
先代
真の道
初代教主
1949年 - 1982年
次代
萩原真明



英和和英テキスト翻訳>> Weblio翻訳
英語⇒日本語日本語⇒英語
  
  •  萩原 真のページへのリンク

辞書ショートカット

すべての辞書の索引

「萩原 真」の関連用語

萩原 真のお隣キーワード
検索ランキング

   

英語⇒日本語
日本語⇒英語
   



萩原 真のページの著作権
Weblio 辞書 情報提供元は 参加元一覧 にて確認できます。

   
ウィキペディアウィキペディア
All text is available under the terms of the GNU Free Documentation License.
この記事は、ウィキペディアの萩原眞 (改訂履歴)、萩原真 (改訂履歴)の記事を複製、再配布したものにあたり、GNU Free Documentation Licenseというライセンスの下で提供されています。 Weblio辞書に掲載されているウィキペディアの記事も、全てGNU Free Documentation Licenseの元に提供されております。

©2025 GRAS Group, Inc.RSS