荷物電車への改造
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2019/11/04 09:31 UTC 版)
1948年(昭和23年)、老朽化した木造荷物電車の補充のためモハ34形10両を、1950年にはさらにモハ33形(モハ34形改造車)5両を荷物電車(モニ53形)に改造し、53002 - 53016に編入した。改造所は1948年度の53002 - 53011が汽車製造東京支店、1950年度の53012 - 53016が大井工場である。 改造は、種車の基本構造はそのままに、中央扉を1800mmに拡幅、前後の扉は幅は1100mmのままいずれも両開きの引戸に変更した。これにより窓配置はd1D4D3D1dとなった。これらのうち、53008は蒲田電車区内で焼失し、1952年(昭和27年)豊川分工場で復旧されたが、その際、両側の前面を非貫通化し、30173(これも豊川分工場でクハ47023に復旧された)の装備していたTR22(DT11)台車と交換し、独特なスタイルとなった。改造前後の新旧番号対照は、次のとおりである。 34017 → 53002 34002 → 53003 34003 → 53004 34004 → 53005 34006 → 53006 34007 → 53007 34010 → 53008 34011 → 53009 34015 → 53010 34022 → 53011 33010 → 53012 33005 → 53013 33006 → 53014 33007 → 53015 33008 → 53016
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