草競馬・祭典競馬としてのばんえい競走、人間ばん馬
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/07 06:16 UTC 版)
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北海道や東北地方の一部地域では、主に地域の祭典などで「輓馬競技(ばんばきょうぎ)」が開催されている(「輓馬大会」「馬力大会」「草ばんば」とも呼ばれる)。これらは「輓曳(ばんえい)」「輓馬(ばんば)」と略されることも多い。重量物を積載したそりを曳く競走形態は、公営競技とほぼ同様である。現存する「草ばんば」としては音更町で1908年(明治41年)より開催されているものが道内最古とされている(当初は平地競走。ばんえい競走になったのは終戦後)。 輓馬(ひきうま、ばんば)と呼ばれる競走馬の操縦方式には、そりに乗った騎手1人で操る方式(公営競技と同じ)と、そりに乗った騎手と競走馬の口を引く伴走者(助手)の2人で操る方式がある。公営競技では騎手がそりの上に立って操縦する(後述)が、輓馬競技では騎手がそりに座って操縦することもある。 また、複数の人間がチームを組んで自らそりを曳く「人間ばん馬」も存在し、置戸町で毎年6月ごろに行われている「人間ばん馬大会」 のほか、帯広競馬場でもばんえい本走路を使用して行う「ワールド人間ばん馬チャンピオンシップ」が10月ごろに行われている。 公営競技としては使用しない品種でも、ポニーなどによるイベントレースとしてのばん馬競走が行われることもある。
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