茶壷の手入れ
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/02/20 09:55 UTC 版)
茶壷には材質には、主に陶器製・磁器製・ガラス製の三種類が使われる。磁器製とガラス製の品は通常の食器のように手入れして問題はないが、陶器製の素焼きの茶壷は手入れが独特であり注意を要する。 新品は使用前に歯ブラシや布などで砂や粉を丁寧に落とし、数回熱いお湯で流す、その後、烏龍茶とお湯を入れ一晩ほど放置すると泥くささが抜けてよい(無論、これは手入れの一環であり飲むのは好ましくない)。 新品の素焼きの茶壷は風味を吸ってしまうとされるが、長く使用するに従い、茶渋が付着し、風味がよいお茶を入れられるようになり、茶壷そのものに艶も出るため、長く使い込んだ物のほうがよいとされる、そのため、使用後も洗剤や研磨剤の類は使わずに、水で念入りに洗い、通気のよい乾燥した場所で乾かすとよい。(使用直後の茶殻や、お茶を浸した柔らかい布巾で磨くというやり方もあるが、逆に壊したり傷をつけないように注意が必要である)、また、お湯を入れて(または、茶壷を鍋に入れて)煮沸するというのも、カビの発生を防ぐという意味で有効である
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