若葉町停留場とは? わかりやすく解説

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若葉町停留場

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2025/04/18 05:23 UTC 版)

若葉町停留場
南より望む
わかばまち
Wakaba-machi
13 千歳町 (0.2 km)
(0.3 km) 長崎大学 15
所在地 長崎県長崎市若葉町4番21号先
駅番号 14
所属事業者 長崎電気軌道
所属路線 本線
キロ程 0.5km(住吉起点)
赤迫から0.8 km
駅構造 地上駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
1,400人/日
-2015年-
開業年月日 1952年昭和27年)4月
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若葉町停留場(わかばまちていりゅうじょう、若葉町電停)は、長崎県長崎市若葉町にある長崎電気軌道本線停留場駅番号14

1号・2号・3号各系統が停車する。

歴史

若葉町停留場の開業は1952年(昭和27年)[1]。本線の大橋 - 住吉間の開通から2年後のことである[2]。開設の日付は不詳であるが、長崎電気軌道の4月10日発行の社報によると近日中に開業予定と記され、乗車券類の通達では4月22日付の通達文の中で先日開設したと記されていることから、4月11日から4月21日の間になると推察される。停留場名は社内募集によって付けられたものであり[2]、平和を願う思いから命名に至ったという[3]。他に入選作として「十字ヶ丘」と「緑ヶ丘」があり(社報による)、さらに命名案には「平和町」「青葉町」「あけぼの町」などがあった[3]。所在地である長崎市若葉町の町名は当停留場に由来するもので、地域の要望により1964年(昭和39年)に付けられた[1][3]。なお、停留場は当初「わかばちょう」と呼称していたが、1994年平成6年)に「わかばまち」へと変更されている[2][4]

1998年(平成10年)には国道206号住吉交差点の渋滞緩和のための拡幅工事に伴い、北隣に千歳町停留場が新設されたのを受けて停留場が南へ140メートルほど移設されている[2][5]

年表

構造

若葉町停留場は併用軌道区間にあり、道路上にホームが置かれる[7][8]。ホームは2面あり、南北方向に伸びる2本の線路を挟んで向かい合わせに配された相対式ホーム[8][9]。東側にあるのが長崎駅前方面行きのホーム、西側にあるのが赤迫方面行きのホームである[8]。このうち赤迫方面行きのホームはバス停との兼ね合いで長さが17.5メートル[6]と長崎駅前方面の半分しかなく、電車は1両しか停車できない[2]。そのためホームの手前で電車が信号待ちをする光景がよく見られる[2]

利用状況

長崎電軌の調査によると1日の乗降客数は以下の通り。

  • 1998年 - 1,593人[1]
  • 2015年 - 1,400人[6]

周辺

スーパーや商店が軒を連ねる[2]

バス路線

長崎自動車(長崎バス)・長崎県交通局(県営バス)の「若葉町」バス停留所がある。

隣の停留場

長崎電気軌道
本線
千歳町停留場 (13) - 若葉町停留場 (14) - 長崎大学停留場 (15)

脚注

  1. ^ a b c d 田栗 & 宮川 2000, p. 47.
  2. ^ a b c d e f g h 田栗 2005, p. 57.
  3. ^ a b c 岡田将平 (2016年1月27日). “路面電車の電停 西浜町なぜ二つ?”. 朝日新聞(地方版・長崎) (朝日新聞西部本社): p. 30 
  4. ^ a b c d 今尾 2009, p. 57.
  5. ^ “渋滞の解消へ、電停を統廃合 長崎市の路面電車”. 朝日新聞(地方版・長崎) (朝日新聞西部本社). (1998年5月8日) 
  6. ^ a b c 100年史, p. 124.
  7. ^ 100年史, p. 130.
  8. ^ a b c 川島 2013, p. 44.
  9. ^ 川島 2007, p. 116.

参考文献

関連項目




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