芸人にとっての分岐点
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/13 21:27 UTC 版)
「雛壇芸人」というジャンルが一般に知られるようになって以降、若手だけでなく中堅でそれまでリポーターなどで活躍していた芸人の中でも話術のある芸人や、滑ってもわかりやすいキャラクター、一発ギャグを持っている芸人など、雛壇芸人としての出演が多くなっている。もともと雛壇は若手芸人の指定席ともいえたが、近年「雛壇芸人」と呼ばれる専門の技術を持った中堅クラスの芸人が台頭してきたために、若手芸人にとってはチャンスが激減している傾向にある。ある程度知名度を獲得した芸人はバラエティ番組の雛壇に座り、トークを無難にこなして初めて次のステップに進む、というのが現在の流れでは規定のコースとされている。しかしその場でのトークはその芸人がこれまで培ってきた芸とは別の能力を必要とするため、雛壇で玉砕してしまうケースも多く、漫才やコントなどの著名なグランプリで優勝したにも関わらず雛壇トークがイマイチだったためにバラエティ番組に呼ばれなくなった芸人も数多い。このように雛壇は、芸人がバラエティ番組に向いているかを評価される、芸人にとっての「分岐点」となっている。
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