花粉の發芽とは? わかりやすく解説

花粉の発芽

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/29 22:55 UTC 版)

花粉」の記事における「花粉の発芽」の解説

裸子植物では、花粉胚珠先端分泌される液滴受粉液)に付着して捕捉されると受粉液の吸収によって胚珠内部引き込まれ発芽する花粉発芽後、成熟した花粉管になるまで数か月要する花粉発芽するためのエネルギーは、花粉粒内に蓄えられている糖類利用される被子植物では、花粉はめしべの上発芽して花粉管形成し直ち胚珠内の卵細胞接近する。さらに花粉管内の2個の生殖細胞によって重複受精と呼ぶ特殊な受精起きる。花粉付着するのは、通常めしべの先端にある柱頭という部位であり、胚珠はめしべの基部にある子房にあるから、花粉管は、めしべの長さ分は伸びる事になる。 被子植物では花粉管中にわずかしか原形質持たない生殖細胞精核)が作られるのみで、それが卵細胞接合する裸子植物生殖細胞は厚い原形質持ちなかでもイチョウソテツ類では発達した精子となる。精子球形近く、らせん状に配列する多数鞭毛を持つ。

※この「花粉の発芽」の解説は、「花粉」の解説の一部です。
「花粉の発芽」を含む「花粉」の記事については、「花粉」の概要を参照ください。

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