色指定・検査
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/04/09 14:13 UTC 版)
色彩設計者から色のデータをもらい、各話のシーンそれぞれの色を指定していくのがこの色指定という役職。基本的に複数人が分担して担当する。 これはシリーズを通じてではなく、主に特定の話数だけに登場する人物や小物(サブ・ゲストキャラクター)の指定など、色彩設計の補佐的な仕事をする。あらかじめ話数ごとに会議で決められた色を、彩色単位でどのカットに対してどの色を用いて彩色するか指示を出す作業をする。どの色を塗ればいいかという指示は原画を数枚ピックアップして、それに直接描き入れる。 一方、検査とは仕上検査を略したものであり、アニメでは色指定担当者が仕上検査も兼ねて仕事するのが通例である。別名で「セル検」とも呼ばれる。 あがってきたペイントデータを色パカが無いか(動画にした際につけ間違えた色がパカパカと点滅して見える現象)検査し、問題があればリテイクを出す。
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