船としての特徴
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/11/28 21:13 UTC 版)
客船としてのゴンドラには小さな客室を有するものもあり、太陽や雨を避けることができる。 ゴンドラは長くて幅が狭く(長さ 11.5m、幅 1.4m)、船体が非対称(左側に乗るゴンドリエーレとバランスが取れるように左舷の方が右舷より25cm程度長い)で、縦に湾曲(ロッカー)して水との接触面を最小にとどめているため、ひとつのオールだけで多くの推進力を得ることができる。 船の前面にある鉄製の装飾は「フェッロ・ディ・プルーア」(ferro di prua)と呼ばれる。「舳先の鉄」という意味で、ヴェネツィア語ではフェーロ・ダ・プローヴァ(fero da próva)やドルフィン(dolfin)と呼ばれる。フェッロは事故の衝撃から船首を守るとともに、装飾の役割や、船尾近くに立つゴンドリエーレとバランスを取るおもりの役目をも果たす。
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