航空交通の要衝
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/12/30 01:42 UTC 版)
現在の雁の巣レクリエーションセンター一帯には1936年に九州初の国際空港、雁ノ巣飛行場(福岡第一飛行場)が建設され東アジアの国際的航空網の要となっていたが、利用者のほとんどは軍関係者であった。戦時中は陸軍が使用し、また現在の海浜公園内には海軍飛行場があった。戦後1945年はともにアメリカ軍に接収されブレディ・エア・ベース (Brady Air Base) およびキャンプ・ハカタ (Camp Hakata) となった。現在のホテル「ザ・ルイガンズ.」(旧海ノ中道ホテル)周辺にこれらの基地司令部があり、近隣の和白村には基地関係労働者が多く住んで人口も急増した。朝鮮戦争ではこれらの基地が米軍の重要な補給基地となった。1972年にアメリカから返還された後、海の中道は徐々に福岡のリゾート地域として開発され発展することになった。また、雁ノ巣飛行場の跡地を活用する形で雁の巣レクリエーションセンターが建設され、1976年に福岡航空交通管制部が奈多から移転してきた。2005年には福岡航空交通管制部に航空交通管理センターが設置され、西日本のみならず、日本を含む北西太平洋における航空管制の重要拠点となった。 また、福岡空港の混雑緩和のため、2020年には奈多ヘリポートが開設された。
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