自然多型性
【概要】 HIVは感染細胞の中で毎日たくさん増殖しているが、逆転写酵素はコピイのエラーを起こしやすく、常に数え切れない変異体ができている。多くの変異はウイルスの存続に不都合であるが、中には生き残り続けて集団を形成し現在の検査法で検出されることがある。これが自然多型性である。変異=薬剤耐性ではない。 薬を服用している人の細胞の中では、HIVの逆転写酵素と逆転写酵素阻害剤が出会う機会が中途半端に低いと、十分な阻害がおこらず、すり抜けて転写されやすい変異体つまり薬剤耐性変異が残る可能性がある。

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