臨床症候
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/02/25 06:09 UTC 版)
甲状腺機能低下症の徴候では、甲状腺腫大(触れないことも多い)、乾燥した皮膚、顔面は無気力で浮腫状、眼瞼浮腫、眉毛の外側が薄い、厚い口唇、舌腫大、粗雑な毛髪、アキレス腱反射回復相の遅延、四肢の非陥凹性浮腫(nonpitting edema)などを認める。また、低体温、低血圧、徐脈、呼吸不全、心不全などを伴う。中枢神経症状としては昏迷状態から昏睡まで様々である。重要な鑑別疾患のひとつに橋本脳症があげられる。橋本脳症では甲状腺機能は正常から軽度低下にとどまり、ホルモンの不足は病態形成にも治療にもほとんど関与しないため本症とは異なる。
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