腐敗選挙区に関する有名な引用句
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/08/01 03:47 UTC 版)
「腐敗選挙区」の記事における「腐敗選挙区に関する有名な引用句」の解説
「(選挙区の代表性は)憲法の腐敗した部分である。」- ウィリアム・ピット(大ピット) 「人口100万人に近いヨークシャー州は議員を2人出しているが、人口がその100分の1もないラットランド州も同じである。オールド・セーレムの町には3軒も家がないのに議員を2人出しているが、マンチェスターの町には6万人以上が住んでいるが議席は1つも認められていない。このような状態に、何らかの原則があるというのだろうか?」トマス・ペイン『人間の権利』1791年。 ギルバート&サリヴァン(Gilbert and Sullivan):喜歌劇『軍艦ピナフォア (H.M.S. Pinafore)』より: サー・ジョセフ・ポーター:僕はとても金持ちに生まれ育ち懐中選挙区から議会に送られた いつでも党の言いなりで投票し 自分で考えようとなんて、考えもしなかった コーラス: あいつは自分で考えようとなんて、考えもしなかった サー・ジョセフ:僕はほとんど何も考えなかったから、ご褒美をもらえた女王の海軍の総司令官にしてもらえた! ギルバート&サリヴァン:喜歌劇『アイオランシ (Iolanthe)』より: 妖精の女王:ちょっと待ってね。選挙区がひとつか2つ、うちの屑箱に入っているのよ。あなた、議員になりたい? パトリック・オブライアンのオーブリー&マチュリンシリーズ第12巻『The Letter of Marque』より: いつか午後にミルポートへ来て、選挙人たちに会ってみないか? そんなに多くはいないし、みんな私の店子だから、形式的な手続きに過ぎん。もちろん見苦しくないよう面目は保たなきゃいけないがね。令状はすぐに出してもらえるさ。 サッカレーの『虚栄の市』に登場するクイーンズ・クローリー選挙区は、1832年改革法で腐敗選挙区として廃止されてしまう。第67章より。 ドビン中佐は、結婚後すぐに軍を退役し、ハンプシャー州のクイーンズ・クローリーからさほど遠くないところに瀟洒な家を借りた。例の改革法が通った後、クイーンズ・クローリーにはサー・ピットの一家が定住していた。准男爵がもっていた議会の2議席は消え、貴族に昇ろうという望みは潰えた。この破局の結果、サー・ピットは金もなくなり意気消沈して、健康も害した挙げ句、大英帝国の急速な衰退を予言するようになった。
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