背表紙の友
作者北森鴻
収載図書香菜里屋を知っていますか
出版社講談社
刊行年月2007.11
背表紙の友
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/06/10 02:48 UTC 版)
「香菜里屋を知っていますか」の記事における「背表紙の友」の解説
初出:『IN★POCKET』 2007年2月号 東山朋生が中学生の時、クラスで流行った山田風太郎の「忍法帖シリーズ」。余りにも官能的すぎる表紙のせいで、恥ずかしくて買う決断が出来なかった少年時代の東山は、値段が同じ別の本とカバーを取り替えてしまうという妙案を思いつく。1冊うまくいき、その面白さに取り付かれると、2冊、3冊と同じことを繰り返した。 …と、《香菜里屋》で知り合った浜口という男に滔々と語ってしまった東山。それを聞いていたマスターの工藤は、なぜそういう話になったのだったか疑問に思っていた。 技術畑でずっと働いてきた東山は、大きなプロジェクトを成功させた後に休暇で雫石に出かけた。数日の滞在だったが、多忙な旅館の主人と懇意になり、東山は会社を辞め、そこの番頭になろうと決断を下す。間もなく《香菜里屋》に、「背表紙の友」と名乗る、浜口と思しき人物から極上の馬肉が東山宛てに届けられる。浜口の正体とは…。
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