聖体礼儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/06/03 22:37 UTC 版)
パンとブドウ酒をハリストス(キリスト)の体と血として食べる感謝の祭儀(聖体礼儀)は、正教会においてキリスト教の伝統の神髄とされる。教会共同体の中心にはこの感謝の祭儀(聖体礼儀)があるとし、この「聖体血を食べる」ことを通じて、信者がハリストス・神と一つとなり、互いが一つとなり、ハリストスが集めた「新たなる神の民の集い・教会」が確かめられるとする。
※この「聖体礼儀」の解説は、「正教会」の解説の一部です。
「聖体礼儀」を含む「正教会」の記事については、「正教会」の概要を参照ください。
聖体礼儀
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/04/11 22:02 UTC 版)
聖体礼儀は金口イオアンの聖体礼儀による。最初の大連祷に先立ち、パスハのトロパリが歌われる。また「聖三祝文」の代わりに洗礼式の聖歌である「ハリストスによって洗を受けし者、ハリストスを着たり、アリルイヤ」(ガラテヤ書3:27)が歌われる。「ハリストスに洗を受けし者」を歌うのは、伝統的にこうした大祭日において成人のための洗礼が行われたことに由来する。 朗読では『使徒行伝』と『ヨハネによる福音書』の冒頭が読み上げられる。外国人のいる教区では、福音朗読は複数の言語で行われる。また生神女マリヤにも通常の時期とは違う特別の聖歌「恩寵を満ち蒙る者や」や「神の使い慈しみを満ち蒙る者に呼んで曰く」(生神女福音:受胎告知の意)、「新たなるイェルサリム」が捧げられる。 聖変化や領聖祝文のように、通常はひざまずいたり叩拝(頭を地につけて拝む)する場面でも、復活祭期においては、立った姿勢のままを保ち、頭を下げる程度で敬意を示す。これは正教会において立つ姿勢が歓びを表すことによる。
※この「聖体礼儀」の解説は、「復活大祭」の解説の一部です。
「聖体礼儀」を含む「復活大祭」の記事については、「復活大祭」の概要を参照ください。
Weblioに収録されているすべての辞書から聖体礼儀を検索する場合は、下記のリンクをクリックしてください。

- 聖体礼儀のページへのリンク