耳原西古墳
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/04/17 00:29 UTC 版)
耳原西古墳(みのはらにしこふん)は、耳原古墳の西約200メートルにあった古墳。形状は円墳。現在までに墳丘は失われ、2004年度(平成16年度)の耳原遺跡の発掘調査で埋没古墳として発見されている。 墳形は円形。主体部の埋葬施設は小規模な横穴式石室で、南南東方向に開口した。出土品としては金製冠・ガラス小玉などがある。 築造時期は石室より古墳時代後期の6世紀後半頃と推定される。なお調査では5世紀代の埴輪列・須恵器が認められており、最初に方墳が築造されたのち、石室付円墳の本古墳が築造されたものと見られる。 現在、検出された石室は鼻摺古墳そばに移築保存されている。
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