考案の過程
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2020/01/29 09:10 UTC 版)
ロケットや飛行機の胴体のような薄肉の円筒を長さ方向に圧縮して潰すと、「概不伸張有限変形」で座屈する。そのような可展面の変形パターンを「吉村パターン」という。三浦公亮はこれの研究からミウラ折りを考案した。 また、三浦は円筒構造を、普通の曲面(線織面である円筒面)ではなく、平面に吉村パターンによる折りを入れた面で構成することに利点があることに気付き「PCCPシェル」を考案した。これも最初の座屈の論文から約50年を経て、飲料缶に応用され広く身近になっている。(なお、こういった他の可展面についても「ミウラ折り」と言及されていることがある)
※この「考案の過程」の解説は、「ミウラ折り」の解説の一部です。
「考案の過程」を含む「ミウラ折り」の記事については、「ミウラ折り」の概要を参照ください。
- 考案の過程のページへのリンク