考案と利用の歴史
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2021/03/04 21:28 UTC 版)
19世紀中盤に大気熱力学の研究が進む中で、1884年にハインリヒ・ヘルツによって初めて考案された。その後、Neuhoff、Vaisala、A. Refsdalらは他の断熱図との比較や再分類を行ったため、"Neuhoff diagram"(ニューホフ図)などの別名で呼ぶ場合がある。Refsdalは図の性質を短く表現した"energy per unit mass diagram"(単位質量当たりのエネルギー図)から"emagram"という略称を作った。但し、これは後に考案された他の断熱図にも当てはまる性質であるが、初めに命名されたので変わらずに用いられている。発表後大気熱力学の研究、また実用の天気予報にも広く利用されるようになっていった。日本でも、この分野の断熱図の中では現在最もよく使用されている。
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