習近平政権下
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』 (2022/05/01 23:59 UTC 版)
胡錦涛の引退に伴い、2012年に習近平政権が発足した。2015年の中央統一戦線工作会議において、習近平は「宗教中国化」を掲げ、イスラームを含めた各宗教が中華文化に歩み寄るように求めた。さらに、翌2016年4月には「全国宗教工作会議」が開催され、宗教の社会主義社会への適応を積極的に指導することを表明した。このような習近平の宗教政策は、基本的には江沢民政権から続くものと同じであるが、「中華民族の伝統文化」に宗教が適応するように求めた点は以前の政権と異なっている。また、2019年には、2022年までに講義を通じて社会主義の価値観や法律をムスリムに教え、イスラームを「中国化」する計画を発表した。協会はそのような習近平政権の意向を受け、中国各地にその計画を伝えた。しかし、協会は「イスラームの進行や習慣は変えない」としている。
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